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お母さんの気持ち

「風のいろ(親子組)」と「おいでよ風のいろ」にご家族(3才児さんと1才児さん)で参加してくださっているお母さんが寄せてくださった言葉

『子供を産んで初めて経験したことの一つに、「痛みを代わってやりたい」という心の動きがある。

子供が高熱でうなされている時や、みんなと同じ風にやりたいけどうまく行かなくて悔しくて怒って泣いている時、意地悪された時、なんかわからんけど悲しそうに大泣きし「ている時、など。見ているこちらもつらくなり、どうか我が子がうまくいって元気に笑ってくれますようにと願う。

それと同じように、もう一つ。「子供も親も大事にされる空間は気持ちいい」ということを知った。親子が同時に、心身共に尊重され、慈しみ、安全に過ごせる時間と場所は、あるようで身近に意外となく、そして親だけの力では作ってやりきれないと思う。親も子も、第三者のフィードバックをもらい認められることはとても必要なことだと思う。小さなことではあるけれど、子供がドングリを指でつかめるんだと気づいた時や、自分の気持ちを親以外の誰かに伝えることができた時、お友達と並んでご飯を食べて、心から楽しそうにしている顔を見た時、その嬉しさや発見を親子で完結するだけでなく、「かぜのいろ」のかおりんやまささん、たまちゃん、いーちゃんたちや周りのお父さんお母さんたちが必ず見ていてくれる。「見ていてもらった」そのような体験は、子供と親の心の深いところの層を厚くし、あたたかく、そして強くしてくれるのが分かる。

 

どうせ頑張って色々させても子供は覚えていないよ、というご意見もある。私は正直、いずれ子供たちが森や海で経験したことは忘れてしまっても構わないと思っている。エルマーの冒険の名訳者、渡辺茂男さんが「実在しない生き物が、子供の心に椅子を作り、それらが去った後に実在する大切な人を座らせることができる。」という話を知り、感動した経験があるのだが、まさに「風のいろ」はそんな場所。一つ一つの小さな心のあたたかさと、層の厚みが、いずれ心を強く丈夫にして夢を見る力になり、誰かに優しくできる心を作ってくれる。そして、集団生活に挑んだ時に「生きる力」になると信じている。

 

活動時間もちょうどいい。

帰る時、こどもたちはみんな「帰りたくなーい」って言うんですよ。でもそこで、サヨウナラをして「またこんど」を作る。それが親子共に疲れず楽しく「またこよう」につながるんですよね。

支援センターより、少し気楽に子供と遊びたい方はおすすめです!お待ちしてます❤』

 

こんなにも深くて暖かい言葉を寄せてくださって、スタッフ一同感動しました。お子さんもお母さんもみんな大丈夫。

子育てはお母さん一人ではできません。お父さんと二人でもまだ大変。だから、ちょっとホッとしにいらしてくださいね。