森で初めてのヨモギ摘み、初めてのヨモギ団子作り!嬉しそうに作っていたのだもの。もちろん喜んで食べてくれるものと思っていました。が...
初参加のお友達。「今日はヨモギのお団子作ろうね!」と大人た達が言うので、みんなの様子を見ながらヨモギも摘みました。
クンクンと匂いをかいでお母さんが「これ、ヨモギだね!」と確かめてもくれました。お母さんも楽しそうに参加してくださっていました。
ヨモギを洗って、お鍋でゆでるのもお団子をコネコネころころするのも、とっても積極的でした!
「さあできた!」と自分のお皿にみんながよそっていきます。
彼もお皿にいっぱいお団子を入れて、お母さんの分も入れてあげました。(自分のを多めに(*^-^*))
「いただきまーす」とお友達がうれしそうに食べ始め、お母さんも「美味しそう!」と嬉しそう。
あれあれ...ところが彼は、何だか様子が変です。
お皿を持ったまま動きません。
お母さんが気づいて「ほら、美味しいよ。」
「食べてみたら?」
でも彼は、もじもじ...
お母さんは少し残念そうに「せっかく作ったのに...」
私もしばらく様子を見ていましたが、「〇〇君が作ってくれたお団子、お母さん美味しいって食べてるね。」と声をかけてみました。でも食べたくない様子。
せっかく作ったのに...は大人の思いでした
彼は、その日、お団子を作る中でのたくさんの初めてを、しっかりと体験しました。
でも、我が子のそんな様子を見たとき、大人はザワザワしますよね。
食べてほしいな。みんな食べてるのに。せっかく来たのに。(この時のお母さんのお気持ちは正確には分かりませんが)
せっかく... ってちょっと厄介ですね
「食べたくないんだね」と声をかけると、彼もお母さんも少しほっとされたみたいでした。
さて、彼は、お皿によそう時は、いっぱい入れて食べようと思っていたのかな?
それともお友達の様子を見て、いっぱい入れたかったのかな?
彼の本当の気持ちを聞くことはできませんでした。
でも、「美味しい」と僕の分まで食べてくれたお母さんの姿は彼の心にしっかりと刻まれました。
今日も種まき(保育は種まきと思っています)
その種がまた何かの形で芽を出していくことでしょう。
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