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初めてのイベントは、目指せ125人!

初めてのイベント『こどもこそミライ』映画上映会&森のようちえんピッコロの中島先生講演会の開催に向けて、動き出したものの場所探しから難航した。公民館、市民ホール、幼稚園等々当たってみたものの設備の問題や、相手方との意義理解のこと、何より使用料が跳ね上がったりと…

 

「うーん。」と落ち込みそうになったその時、たった1回だけお会いしたことのある行政マンの顔がふと浮かんだ。「聞いてみよう。」そう思った。

突然のメールにもかかわらず、「もちろん、覚えてますよ。ちょっといい考えがあるんで、待っててくださいね。」と、なんとも良いお返事があり、そのあとは、トントンまさにトントントン!と会場が見つかり(しかも無償)

開催が現実のものになった。

 

今思えば、格安の入場料だけ(しかも学生は無料)で、DVDのレンタル代、講師への謝礼や交通費、ポスターやチラシ(しかも4000枚)の印刷費等々を賄おうとしていたのだから素晴らしく楽天的だった!125名の集客を目指して、68名の参加をいただいた。それでもすごいこと!

終わってみれば、大赤字だったのだけど、それまでの無謀な挑戦に、たくさんの方が、「えっ?そんなの無理でしょ。」とはだれ一人としておっしゃらず、「応援しますよ。」と手を貸してくださった。

 

今も我が家の玄関に飾ってあるこの時のポスターには、私が森のようちえんをしたいと思う理由「子どもの自ら育つ力を信じて、愛し、見守ることの大切さを伝えたい。」という言葉が書かれている。とっても素敵なポスターだ(初めの行政マンさんのデザイン)。

子どもが自ら育つことを信じるためには、親自身が自分の力を信じることが必要だ。私は、自分を信じていたわけではないけれど、「やる!」とは決めていたなと思う。そうしたら、いろいろ困難はあっても道は開けた。

新しいことに挑戦する母親を見て、娘や息子は、「お母さん、頑張ってるな。」くらいは思ってくれただろう。それから、「なんか、楽しそうやな。」と。

 

そういえば、講師の中島先生に1度はオファーをしたものの、なかなか会場が見つからず、「予定の日にできないかもしれません。」とお伝えしたとき、「いいことをしたい時は神様は味方してくださるので大丈夫ですよ!」と言ってくださった。そして、無事開催できたことを思うと、だれかにとっていいことであったのだな、と嬉しく思う。もちろん、私たちにとってもとってもいいことだった。

  

だれかにとっていいこと。そして、結局は人と人とのご縁があってこそ、ことは進んでいく。

 

子どもにとって必要なことだけをするようちえん、森のようちえんピッコロの保育を目指して風のいろも進んでいきます!

 

かおりん