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トラップに…

どれだけスズメバチのことを考えているのか私たち…

 

トラップを仕掛けてから1週間が経ったら様子を見に行くと決めていた。

新しいトラップ液を持って。

入っていてほしいけれど、それで本当にいいのか?

入っていたらどうやってお墓に入れたらいいのか?

ドキドキ…

 

遠目にも分かるくらいの何かが液に浮かんでいる。

心ははやらず、足取り重く向かう。

恐る恐る見ると、たくさんの虫たちが浮かび、その上にはまだ羽ばたいているスズメバチも見える。

 

恐いよー

 

私は恐いのだ。

震える手で木からトラップを外し、「まだ生きてるよ‐。」と副代表に助けを求める。

頼もしい彼女は、大きめの葉っぱでトラップの穴をふさぎ、「ごめんねー。」と言いながらトラップをシェイクして、スズメバチをあちらの世界へと…

かなりの数のスズメバチが入っていたようだ。

 

悩んだ末、穴をふさいだトラップはそのまま我が家へと運ぶことに。

ちゃぷちゃぷという音を聞きながら車を運転し、これで良かったのか、これはもしかして終わりなき戦いになるのではないか…

隣の山からもスズメバチがやってきたらどうしよう、いやいやそんなことはないのか…

ハチについてまたまた考え続けながら帰るのであった。

 

かおりん